詩織がドアを開けるとそこにはスーツをピシッと来た一人の男性が立っていました。
何かのセールスかしら・・・と敬遠そうにセールスマンの顔を見る詩織。
「何か御用でも・・・?うちは特に困っておりません。」
詩織はそう言ってドアを閉めようとした時、
「本日は奥様に必ずご満足いただける商品をお届けに参りました」
そういうとセールスマンは詩織ごと玄関の中へ押し込みガチャとドアを閉めました。
詩織は驚きと少しの不安ともう一つ自分の妄想が本当になってしまうのではないかと内心わくわくとした思いが湧いてきました。
ですが詩織は人妻。
旦那がいる以上他の人とセックスなんて妄想以外ではできないと思っている。
「きゅ、急に入って来てなんですか?こんなことして、警察呼びますよ」
と詩織は強くいった。
すると男性はこう話しを始めました。
「この度はご無礼を承知で玄関を通らせて頂きました。その点につきましては申し訳ございません。ですが奥様、本日は奥様に必ずご満足頂ける商品サンプルをお持ちしておりまして、是非見ていただきたいのです・・・」
言葉が途切れた瞬間にセールスマンはポケットから名刺入れを取り出し詩織に渡しました。
「玩具売りのセールスマン・・・?」
聞きなれない言葉に詩織は一瞬意味が分からなくなりぼーっと名刺を見ていました。
セールスマンはその表情を見慣れているかの如く自己紹介を始めました。
「わたくし共玩具売りのセールスマンとは特に主婦の方向けに開発された玩具を販売している会社になりまして、他にもお洋服や帽子なども扱っております。」
それを聞いた詩織はまさか!と思い顔を少し赤らめながら「も、もしかして要するにアダルトグッズってことですか・・・?」と聞くと「よくお分かり頂けましたね!その通りでございます。」
「私共の会社では主に主婦の方に匿名で旦那さんとのセックスに関してのアンケートを随時取っており、そのニーズに合わせた商品開発をしております。
基本はネットでの販売がメインですがたまにこうして実際の奥様にお会いに来てサンプルを使用していただきご感想を頂くといったセールスを行っているんです。」
その瞬間顔がボッと燃えるかのように赤くなり、「
私は必要ございませんのでおかえりください!」と勢いよく返事をしました。
その対応にもすでに慣れている様子のセールスマンは続けてこういいました。
「今回はサンプルになりますので料金等は一切かかりません。
また、お渡し後1週間立ちましたら私共が感想を聞きに来ますので旦那様にバレル心配もございません。
もしもバレル可能性が高い場合は本日段ボールと送り伝票をお渡し致しますので、お手数はおかけいたしますが明日にでもご返送していただければと思っております。」
詩織は自分の心の中にある性欲をこのセールスマンとアダルトグッズにぶつけたいとも思ったが、ここで首を縦に振るわけにはいかない。
「お話は分かりましたが、お受けすることは難しいです、お帰り頂けますでしょうか」
と言いました。
さすがのセールスマンもこれ以上ここに入れないと悟ったのか詩織に背を向けてドアノブに手をかけました。
そして最後に「先ほどたまたまですが、何とも言えない声が聞こえてきましてね、とても綺麗で淫靡な声でした。この階に上ったときに丁度聞こえてきたものですから、お役立てると思ったのですが・・・」
そういうと詩織は先ほど自分が行ったオナニーをこの男に聞かれていたのかと思い込みとても恥ずかしい気持ちになり、もしこの話が公になったら・・・と思うと冷汗が止まらず、出ていこうとしているセールスマンに
「お、お話と商品だけなら見ますので、その、そういった声がしたというお話は他ではしないでいただきたいです・・・」
そういうとセールスマンの目がきらりと輝き、体を詩織の方へ向き返しトランクを開けました。
最初に出てきたの5着ほどのエロティックなランジェリーでした。
これも新作のランジェリーとして作成しており是非詩織にも着てもらい感想を聞きたいという。
詩織ははじめてみるランジェリーにドキドキしながら見ていると、良ければ1着今着てみますか?とセールスマンが言いました。
そんな恥ずかしことできない・・・と思いましたが先ほどの話がある以上、変にお断りするのも引ける詩織はでは、1着だけといいセールスマンに一番似合いそうなものを選んでもらい真っ赤なバラの刺繍が施してあるランジェリーとお揃いのTバックのパンティを受け取りました。
セールスマンはこちらに見せに来なくて構いませんので自室でお試しくださいといい、ランジェリーを持ってベットルームへと向かった。
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