M字開脚から覗かすメバナ(終章)

M字開脚から覗かすメバナ

乳輪まで愛液を塗りたくられる。粘ついた液が染み込んで、じくじくと乳首が疼き始める。爪で突起を引っ掻かれても、ヌルついているせいで表面を軽く掠めるだけになってしまい、じれったい。滑るせいで摘まんで引っ張ることもできない。
「うぅ…っ、あぁ…っ。あぁん…っ」
「じれったいんだ?じゃあこっちも乳首フェラ、してあげようかな」
物欲しげに一樹を見れば、先ほどと同じように彼は乳首を咥えて口で扱き始めた。ヌルヌルに濡れた乳首が一樹の口に含まれると同時に、男のようなはしたない声をあげてしまいそうになる。一樹に私の厭らしい部分の味を味わわれてしまった。一樹がわざとらしく、じゅるる、と音を立てて吸い付くせいで更に恥ずかしくなる。
「あぁん…っ、あひ…ぃんっ!」
 甲高い声で喘いでしまう。乳首ばかり弄られているせいで、頭がぼうっとしてきたような気がしていた。陰部は疼き、一樹を欲しがっている。それを訴えるように一樹を見つめると、彼は分かったというように頷いて笑った。
「…莉奈があまりにも可愛いから、俺もそろそろ我慢できなくなってきたな」
 一樹は乳首から唇を離して小さく呟き、私を抱きしめると一樹の股間の膨らみが陰部に押し付けられる。剥き出しの陰部を擦り付けたせいで、じゅわりと一樹のズボンに私の愛液が染みていくのが分かる。
「この下着だと、そのまま入れられるんだよ」
一樹は私をそっと押し倒しながら、脚を開くように言う。ズボンを脱ぎ始めた一樹を見て、次の行為を察した私は、先ほどのM字開脚のように誘惑するように脚を大胆に開いて一樹を待った。既に何度も絶頂しかけた身体は挿入を待ちわびていて、一樹が陰茎を取りだすのも待てずに腰を振ってしまう。腰を振るだけでも陰部で愛液が混ざり、くちゅくちゅと厭らしく音が響いている。それにしても、下着を着けたまま交わるなんて変な感覚だ。私は初めての感覚に戸惑い、そして淡い期待を抱いていた。
「はぁ…っ、はぁ…っ。お待たせ…」
遂に外に飛び出した陰茎は今までに見たことがないほどに硬く大きく勃起していて、私は目を疑った。しかし、それと同時に私の中にあるメスの本能が反応して、子宮がきゅうんと熱くなって降りてくる。
「あぁ…、あぁん…っ」
受精を心待ちにしている雌犬のように、私は舌を垂らして陰茎に釘付けになっていた。血管が浮き、腹につくほど反り返った陰茎の先からは我慢汁が止めどなく溢れているのを見せられて興奮しないわけがない。こんなにも凶暴なものが私のナカをかき回すのだと思うと、正気を保っていられる気がしなかった。
しかし、興奮しているのは、私だけでは無い。一樹の方も盛りのついた獣のような形相で息を荒くして私を獲物のように見つめている。その視線で、きっと私はこれから彼の本能のままに犯されるに違いないと悟った。一樹は私と目が合うと、弾けたように性急になって私の腰を掴み、濡れそぼった膣に硬く反り勃った陰茎の先を押し当て、そして強く突き立てた。
「ひゃあぁぁ…ッ!!あぁ…ッ!あん…っ!」
瞬間。最奥まで一気に犯され、頭の中が真っ白になる。一樹の陰茎が勢いのままに無理やり私のナカに侵入し、壁を掻き分けて最奥に到達していた。何も考えられない。気持ちいいしか分からない。
 陰茎を誘惑しようとして膣内が激しく収縮しているのを感じながら、私は背中を反らせて喘ぐことしかできない。一樹は蕩けた私に構うことなく、腰を掴んで力任せにピストンを始めている。ぬぢゅんぬぢゅんっ、と今まで聞いたことがないぐらいに激しい水音が結合部から鳴っている。
「あぁ…ッ、あぁッ!あ…ッ!」
膣が千切れるのではないかと思うほどの激しいピストン運動だ。あまりに強い快楽のせいで乱れすぎていて、一樹の挿入の動きに合わせて腰を振ることすら難しい。ただ、オナホールや性処理道具のようにそこに存在することしか私にはできなかった。それほどまでに狂気的な快楽を教え込まされていた。
「あぁ…ッ!んぁ…ッ、イくぅぅ…ッ!」
既に何度もイきかけていた身体にとって、数度のピストンさえも耐え切れない刺激で、私は一樹の絶頂を待つことなく膣を激しく締め付けて絶頂した。しかし、一樹のピストン運動は私がイっていても止むことは無い。絶頂したかと思えば、すぐに次の刺激が待っていて、休む暇すら与えられない。
「莉奈…っ、莉奈…っ!くぅ…っ」
「あ…、あぁん…ッ!もうだめ…ぇっ!もう…イきたくないよぉ…っ!」
私は犯されながら、何度も何度も絶頂させられてしまっていた。身体をビクつかせ、涎を垂らした情けない顔を晒して。もう絶頂したくないのに、一樹がキスをしたり乳首を弄ってきたりするものだから、浅ましくも私の身体はすぐに反応して何度も何度も絶頂してしまう。その度に一樹は陰茎を大きくし、私の子宮の入り口を拡げるようにしながら腰を強く打ち付けてくる。私の体力は既に底をついていて力なく喘ぐことしかできないのに、一樹は汗を垂らしながらも一層激しいピストン運動を続けている。
「く…っ、莉奈…っ!」
 何分経っただろうか。一樹の表情にもようやく曇りが見え始めた。彼の額から滴った汗が私の胸元に落ち、陰茎は膣の中で射精感を訴えている。私の方はと言えば、既に何度もイかされているせいで敏感になりすぎていて、太く猛った一樹の性欲を抜き差しされるだけで軽く絶頂してしまう程だ。
「出る…っ、莉奈…っ!出すぞ…っ!」
 そんな状態で一樹に絶頂されれば、私も大きな快楽の波に呑まれてしまうのは間違いないだろう。逃がさないというように私をきつく抱きしめた一樹に寄りかかり、彼の射精を受け入れる準備をする。
「う…っ、うぅ…っ!あぁ…っ!」
 一樹が腰を深く突き出した瞬間、私のナカで弾けるような感覚がした。一樹は低く唸り、突き刺さった陰茎がビクビクと跳ねながらその先端から熱い粘液が大量に流れ込んでくる。
「あぁん…ッ!ひゃあぁ…ッ!?」
 抽送とは違う刺激。精液を感じ取った身体がメスの本能を曝け出して絶頂する。今までで一番大きな絶頂だった。
「はぁ…っ、はぁ…っ」
 最後の一滴まで絞り出し、私の身体から陰茎を引き抜いた途端、一樹は息を切らして倒れ込んだ。一方の私も体力の限界で、お互いの身体の汗や粘液も気にせずに一緒になって抱き合い、布団に沈む。
「はぁ…っ、はぁ…っ」
 お互いが話すことすらままならないぐらいに疲れ切っていた。しかし、これ以上ないほどの多幸感にも包まれていて私は幸せだった。
「今度はコスプレなんかもいいんじゃないかな?」
一樹は先ほどのランジェリーサイトを開いて、様々なページを次々に見せてくる。聞けば、この下着もそのセクシーランジェリーサイトから購入したものらしく、一見どのように着るのかわからなさそうなものやSMっぽい衣装まで揃っていて、感心してしまう。私の知らない世界はまだまだ広いらしい。
「最近はアダルトショップに行かなくても通販で買えるから便利だよねぇ…。これも通販だし」
 確かに、便利になったものだ。もちろん実店舗に行って買うというのも一つのプレイとして面白いとは思うが、アダルトショップに入るところを知り合いなんかに見られたらと思うと怖気づいてしまう人もいるだろう。
「それにしてもすっごい濡らしちゃった…」
お互いの粘液でべたべたになってしまった下着を見ながら呟く。こんなに燃え上がったセックスは久しぶりで、思い返しただけでもゾクゾクしてしまう。セックスレスだと言っていた友人にも教えてあげたいほどだ。
「これなんかいいんじゃない?」
 私も身を乗り出して、一樹のスマホの画面を指さす。いつもとは違った性行為のスパイスにはちょうどいいし、何より私もセクシーランジェリーにハマり始めていた。

————- 完 ————-

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投稿者プロフィール

onlyone
官能小説家歴10年
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