後日、妊娠しなかったことが分かったので、
この判断はそれなりに間違っていなかったかも知れない
田中さんを見る。
「はあ、はぁ…」
荒い息をあげながらもそれなりに満足そうな表情をしていた。
この後、軽い世間話をした。
いや正確にはまだしたいっていう田中さんの関心を逸らそうと必死になっていた。
何度も何度もしたいと食い下がってきたが、
色んな疲れがあったのかウトウトし始めた。
俺はその隙に荷物をまとめて逃げる様に去った。
経験がない高齢の女がこんなに暴走するとは…。
色んなパターンの誤魔化す方法を考えた俺は、
翌日、いつもの様に出社した。
田中さんは普通に会社にいた。
あのままずっと会社にいたのか、一旦家に帰ったのかは分からないが、
いつもと同じ格好でいつもと同じ様に仕事をしていた。
何か言われるかとも思ったがそんな事は一切なかった。
挨拶をしたらちゃんと返してくれるし、
特に俺を避けようとしている様子もなかった。
その日はそれで普通に終わった。
その次の日もまた次の日も警戒したが特に何もなかった。
上司に呼び出されるかも知れない、
変な噂が流れるかも知れないとビクビクしたがなにもなく日にちは過ぎていき、
俺も徐々にこの事を忘れていった。
そんな日々を過ごして数ヶ月後、
その日はプレゼン資料作成の為、終電が終わった後も会社で徹夜をしていた。
資料を作り終えた途端にこれまでの疲れがガっと身体にきて、
俺は椅子に座ったまま寝てしまった。
しばら心地よく眠っていたんだが、
眩しさと股間に感じる違和感で徐々に意識が戻ってきた。
眩しい理由は分かる。
日が昇り窓辺から朝日の光が差し込んでいるんだろう。
だが、股間への違和感これが分からなかった。
こそばいい様な、気持ちいい様な、
アレの感覚に似ているがまさかな…と思いながらゆっくり薄目を開ける。
すると朝立ちした肉棒を必死に咥え込んでいる
キッチリとOL制服を着こんだ田中さんが目に入ってきた。
何がなんだか分からず慌てて身をのけ反らせた。
「キャッ」
そんな俺の行動に驚いたのか田中さんは肉棒から口を離した。
その拍子で眼鏡も地面に落とした。
しばらく無言で見つめ合い田中さんが口を開いた。
「す、すいません。どうしても我慢できなくて」
「我慢ってなに言ってんの？」
「お、覚えてるんです…いつかの夜のこと」
「そ、そ、そう…でもどうしてこんな…」
「りょ、亮太さんのことは本当にずっと好きだったんです。
だから…あの後、積極的に行こうって思いました」
「ハハ、そうなんだ。でもあれからかなり経ってるし…」
「…結局、勇気がでませんでした。
…酔った勢いで仕方なくだっていうのも分かってましたから。
だから忘れなきゃって思ったんですけど……忘れられなくて…
そしたらどんどん1人ですることが増えて…
今までほとんどそんなことしたこと無かったのに…
でもそれじゃ物足りなくて寂しくて、
そんな時に今日早めに終わらせる仕事があって出てきたら、
亮介さんがいて、ダメだって分かってても我慢出来なくて…」
喋りながら泣き声になり、最後は大粒の涙を流し出した。
何がなんだか分からないがこのままではヤバい。
時計を確認する。
皆が出社してくるにはまだ余裕がある時間だ。
「田中さん俺以外とはその、そういう経験ないんだよね？」
「グスグス…ッはい」
「それなのにどうして…その、舐め方が上手いの？」
「上手でしたか？…あの後、亮介さんとまた、その、
こういう事できたら良いなって勝手に妄想して……練習してたんです…
気持ち悪いですよね」
「そんな事はないよ、その…続きして欲しいな」
「ほ、本当ですか‼」
「うん…皆きちゃうから早くして欲しいな。」
「は、はい」
よしこれで気持ちをなだめる事に成功した。後は早く逝くだけだ。
田中さんはパクっと先端を咥え、頬をすぼめ肉棒を締めつけてきた。
それから首を動かしながら舌を転がし始める。
じゅるじゅると唾液の音が大きく響く。
「！」
快感が突き刺す様に襲ってきた。
耐えきれず俺は表情を歪める。
それを上目づかいに確認した田中さんは目元を歪ませる。
「！」
そして舐め方をさらに加速させる。
「！」
同時に人差し指を立てて裏筋も軽く触ってきた。
巧みな小技に刺激されて強烈な射精感が押し寄せてきた。
「！」
田中さんは急に首と舌の動きを緩めた。
快感はあるが射精に導けるほどのものではない。
焦らされて俺のアソコは激しく痙攣する。
それが表情にも出ていたのか、
田中さんは上目遣いに楽しそうな表情を浮かべていた。
「じゅぶじゅぶ♥」
自分の口淫が俺を快感でのたうちまわらせているのが嬉しくて仕方ないんだろう。
動きは緩やかになったが口内から聞こえる唾液が擦れる音はどんどん大きくなっていく。
俺も焦らされるのは嫌いではないので当分してもらっても普段なら良かったのだが…
「た、田中さん…逝かせてくれないかなあ？」
この言葉を聞くと同時に田中さんは小悪魔的な笑みを浮かた。
が、舐める激しさは変わらない。
「あ、あの、そろそろ皆が来る時間…」
横目で時計を確認した田中さんは舐め方を一気に激しくする。
精子を吸い上げる様な口使いと激しい首の動き…。
肉棒はあっという間に耐えられなくなり口内に勢いよく射精した。
ドピュドピュドピュっと出る射精の快感が身体中を駆け巡る。
かなり長時間の射精だった。
ゴクゴクと咽をうならせながら田中さんはそれを飲んでいった。
「ぷはふぁ」
顎からは少しだけ精子が垂れていた。
皆がくるまでしばらくそのままだったな。直前で慌ててふきとってたけど。
え？俺と田中さんのその後？
このせいで積極的になってしまって、
色々既成事実を作られて周りも固められて
知らないうちに婚約させられてたよ。
今はその目をくぐってどうやって浮気しようか色々考えてるところだ。
————- 完 ————-
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