人妻と高校生~秘め事と夫の死(第六章)

人妻と高校生~秘め事と夫の死 第六章 人妻と高校生~秘め事と夫の死

智之は全く勉強が手につかなかった。
午後9時頃、お風呂を借りに母屋に行ったが、慶子はチラッと見ただけで、何も言ってくれなかった。

(今夜と言ったけど、何時なのか? いや、本当に来るのか……)
午後11時過ぎ、悶々としたまま布団に横たわったが、目が冴えて、少しも眠くない。

一方、慶子は月末の帳簿整理を終えると、夫に酒を飲ませていた。

「あなた、スナックばかり行かないで、家で飲んだら如何ですか?」
「え、お前を相手にか? ははは、それも悪くないがな」
用意した肴に舌鼓を打つ、夫はご機嫌。

(何よ、能天気に。頼まれたって、あんたなんかと一緒に飲むものですか……)
しかし、そんなことはおくびにも出さず、慶子は「頂き物ですけど」と、彼が好むスコッチウイスキーを取り出した。勿論、ボトルこそ本物だが、中身は国産の安物。それに、睡眠薬を溶かしてある。

「ほほう、スコッチか。お前も気が利くじゃないか」と夫は喜んで飲み始めたが、慶子は「お先にお風呂頂きます」と立ち上がった。

すると、「何だ、付き合わないのか?」と夫は不満気だったが、「明日から新学期なので」と慶子は取り合わず、そのまま浴室に向かった。
「へっ、そうですか。やっぱり気が利かねえや」
背中から夫の皮肉が聞こえるが、そんなものはどうでもよかった。

虫の鳴く声も聞こえる静かな夜、脱衣場で服を脱いだ慶子は浴室に入ると、シャワーのコックを捻った。

シャー、シャー、シャー……と打ち付けるシャワーの湯で、ソープの泡とともに、体の汚れは流れ去っていくが、いい様のない気持ちの高ぶりが全身を包む。
(智之……)
無意識に手は股間に伸びるが、その一方で、薬は効いたのか? 夫は眠ってくれたのか?と心は千々に乱れる。一刻も早くそれを確かめたいと、湯には浸からず浴室から出ると、濡れた体を拭くのももどかしく、パンティを穿くと、ブラジャーは着けずにスカイブルーのネグリジェを纏っただけで、居間に戻った。すると、がっかり。夫はまだ起きていた。
だが、「あ、だ、誰だ?」と振り向いた夫の様子がおかしい。「あ、う、お、お前……」と何か言いたそうだが、呂律が回らない。

(よかった、効いてる。これで朝まで起きないわ……)
ほっとした慶子は、「こんなに飲んで」と夫の体を支え、引き摺るようにして寝室に運ぶと、そのまま布団に横たわらせた。そして、逸る気持ちを抑え、居間を片付けると、サンダルを突っ掛け、裏口から母屋を出た。

午後11時半を過ぎ、何処かしこも寝静まっているが、誰かに見られたら大変と、慶子はもう一度辺りを見回してから、音を立てないように離れの引き戸を開けて、中に入った。

ムッとする男の匂い、そして、薄ら明かりの灯る部屋の方からブーンと回る扇風機の音が聞こえてきた。

「智之……」と慶子は小さな声で呼び掛けたが、眠ってしまったのか、何も反応がない。

遅くなってごめんね、そう思いながら、引き戸に鍵を掛けていると、背中から「おばさん」と呼ぶ声が聞こえた。振り返ると智之だ。待ち焦がれたのだろう。パジャマ姿の彼の股間は尖っていた。

(こ、この子ったら……)
ここまで多少の理性を残していた慶子だったが、そんなものを見たら、気持ちが一気に燃え上がり、智之以外は何も見えなくなってしまった。
サンダルを蹴飛ばすように脱ぎ捨て、玄関に上がると、そのまま智之の胸に飛び込み、チュッ、チュッ、チュッチュッ……と唇に吸い付いた。
「あ、いや、あ……」と不意を突かれた智之は圧倒されるばかりだったが部屋に入ると、そこでチュッと吸い返し、二人はもつれるようにして、布団に倒れ込んだ。もう言葉なんか要らない。唇を吸い合い、上になったり、下になったり、体を弄るが、着ている物が邪魔だ。

慶子がネグリジェを捲り上げれば、智之も同じ。立ち上がって、パジャマもパンツも脱ぎ捨てた。そして、その勢いのまま、「おばさん!」とパンティを下ろしている慶子を押し倒した。

「智之……」
倒された慶子は進んで乳房を与え、それを掴んだ智之は揉み、乳首にしゃぶりついた。干し葡萄のようで柔らかかったが、直ぐに硬く尖り、「ああ、ああ、いい、いい……」と甘い息を漏らすようになってきた。それと共に、股間がしっとりして、お風呂上がり体に石鹸でも化粧でもない、女の匂いが立ち込めてきた。

早くして欲しい慶子は、「もういい、おっぱいはもういいから……」と身を捩りながら智之の体を押し下げると、下腹部の窪みに沈む彼の顎にジョリッとした感触。

(あ、毛だ……)
顔を上げた智之の目の前には、少しボッコリした慶子のお腹、そしてそれに続く下腹部に広がる黒々とした陰毛が。

初めての時は指だったけど、今度は舐めて欲しいのか……
智之は鼻の先で陰毛を掻き分けると、慶子の性器に舌を伸ばした。湿っている。それに少ししょっぱいが、構わずに舐めると、「あっ……」と声が出て、ペロペロと続けると、「ああ、あっ、はっ、はっ」と息が荒く、ヌルヌルになってきた。

(指で弄るより、こっちの方が気持ちいいのかな……)
そうだったらと、慶子を引き寄せた智之は舌先をつぼめて、割れ目に挿し込むと、中を掻き出すように舐め上げると、「あっ、ああああああ……」と喘ぐ声が大きくなり、続けると、「あっ、あ、あ、あ、あ、あっ、ああああ……」と身を捩り、「もうダメ、ダメ、やめて、やめて……」と智之の頭を叩いた。

シーツには大きな染みが広がり、「はあ、はあ、はあ、はあ……」と息をつく慶子の下腹部は膨らんだり萎んだり、波を打っている。

「お、おばさん……」と顔を上げた智之のペニスも何時暴発してもおかしくない状況だった。こうなったら、早く交わらなければ……

慶子が「来て」と両手を広げると、「は、はい」と智之は体を重ねていくが、ペニスは上を向き過ぎている。そこに右手を伸ばした慶子がグイッと押し下げ、亀頭を膣口にあてがい、腰を引き寄せた。

その瞬間、「あん……」と慶子は声が出てしまったが、亀頭が膣口から分け入り、智之の硬いペニスはヌルヌルの膣の中に根元まで収まった。

扇風機のブーンと回る音が響く部屋の中、慶子は「ああ、智之、智之、いい、凄い……」と喘ぐが、いつ逝ってもおかしくない智之は「お、おばさん……」と、ただただ慶子にしがみついていた。

しかし、もっと刺激が欲しい慶子は「はあ、はあ、もっと、もっと……」と自然と腰が動き、ペニスが膣と擦れるから、智之が体を強張らせて我慢しようとするが、初めての時よりもあっけなく、「あ、あ、あああ、で、出ちゃう……」と情けない声に続き、「あっ」と息を吐くと同時に慶子の中で弾け、亀頭の先から大量の精液が噴き出してしまった。

・・・・・・・・・・・・・・
終わったあと、慶子から離れた智之は布団に仰向けになったまま動けなかった。一方、慶子は物足りない気持ちを抑えながら汚れた股間をティッシュで拭っていたが、ふと、夫の顔が頭に浮かんだ。

いくら夫婦仲が壊れていたとしても、こんなことをしてはいけないが、理性がすっ飛んでしまった慶子は後ろめたい思うどころか、「あなたがいけないのよ。あなたがだらしないから、こんなことをしているのよ!」と、言葉には出さぬが、不愉快で堪らない。手にしていた汚れてグシャグシャになっているティッシュを「バカ!」と屑籠に投げ捨てた。

が、ちょうどその時、「おばさん、どうしたの?」と智之の手が背中に触れてきた。「えっ」と振り返ると、心配そうな目でこちらを見つめていた。

(ダメね、せっかくなのに、この子にこんな目で見られて……)
だが、「飛んでる女」は割り切りが早い。

「何でもない。もう一度よ!」と智之を押し倒してチュッ、チュッ、チュッパッ、チュッパッ……と唇に貪りついた。

智之だって一度でいい筈がない。体を入れ替えチュッ、チュッと吸い返し、いつ終わるか分らぬ口付けは、舌が絡まる激しいものとなった。

その間にも、智之のペニスはすっかり硬さを取り戻し、慶子の腹部に突き当たるが、出したばかりだから、射精してしまう心配はない。

だから、「ふぅぅ……」と唇を離した慶子が手を伸ばしてそれを扱いても、慌てることはない。逆に慶子の股間に手を伸ばし、割れ目に指を挿し込み、中を掻き回した。すると、燻っていたから、火をつけたら燃えるのが速い。「あっ、あ、あ……」とすぐに声を出し、体を捩る。もう智之のペニスを扱くどころではない。智之の指が動く度に、滲み出た愛液がピチャピチャと音を立て、「あ、ダメ、ダメ、あ、あっ、あああ……い、逝く、逝く、逝っちゃう……」と首を振り、身を捩って喘ぐ慶子は太腿で智之の腕挟んでギュッと閉じた。これ以上弄られたら、本当に逝ってしまう……

すぐに指を抜いた智之は閉じた太腿を大きく広げさせると、ペニスを掴んでグッと押し下げ、亀頭をヌルヌルの膣口に挿し込み、そのまま体を被せいくと、「智之、智之……」と繰り返す慶子は彼の背中に爪を立て、しがみついてきた。

深夜の離れでの二人の秘め事。

智之が腰を動かすと、慶子はそれに合わせるかのように、「あ、あ、ああ、あ、あああ……」と喘ぎ、腰の動きが速くなると、眉間に皺を寄せ、「あ、あ、あああ、いい、いい、いい……」と声が大きくなってきた。

だが、その分、亀頭が膣と擦れ合うから、刺激が強く、忘れていた射精感がじわじわと押し寄せ、「ああ、ああ、お、おばさん……」と腰の動きが止まってきたが、昇りつめたい慶子は「はぁ、はぁ、もっと、もっと、……」と腰がしなやかに動き続け、仕上げに掛かる。

智之は体を突っ張らせ、必死に堪えるが、精液は既にペニスを駈け昇り、亀頭の先まで来ている。最後は、慶子にしがみつき、「あっ、あっ、あ、あ、で、出ちゃう……」と呻きながら「あっ!あっ!あっ!……」と逝ってしまったが、慶子も「はぁ、はぁ、はぁ、いい、いい、いいわよ……」と満足していた。

16歳の智之は性欲の絶頂期、慶子も38歳の女盛りだったから、結局、二人は夜が白々と明けるまで何度も体を交え、「ママ!」と早起きした娘の由紀子に危うく見つかるところだった。

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