人妻と高校生~秘め事と夫の死(第四章)

人妻と高校生~秘め事と夫の死 第四章 人妻と高校生~秘め事と夫の死

【第四章:最初のセックス】

早いもので、もう7月半ば過ぎ。期末テストが終り、間もなく実家に帰れる。心が浮き立つ智之は、その日も試験休みをのんびりと過ごしていた。

午後9時半、お風呂から上がった智之が、居間にいた慶子に「お休みなさい」と言って、離れの自室で戻ろうとした時、「ねえ、クッキーあるわよ」と呼び止められた。

これまでも、お茶の誘いはたびたびあったが、それは全て昼間。こんな時間は無かった。いいのかなと思ったが、せっかくのお誘い、「お邪魔します」と顔を出したが、そこに主の山本英一の姿がない。

「さあ、どうぞ」と座布団を勧められ、腰を下ろしたが、やはりまずいと思い、「おじさんは?」と尋ねると、慶子は「あんな奴、どうでもいいのよ」と不愉快さを隠さなかった。

夫婦仲が良くないことは知っていたが、こう言われると返事に困ってしまう。が、直ぐにそれを察した慶子は「ごめんなさい、変なことを言って」と取り繕い、「由起子がおじいちゃん、おばあちゃんのところに泊まりに行って、独りだから寂しいのよ」と、クッキーの入った菓子鉢を差し出した。

「あ、どうも」とそれを口にしたが、離れと違って落ち着かない。キョロキョロ見回していると、冷蔵庫を開けた慶子が「ワインでも飲まない?」とボトルを取り出した。

クラスコンパなどで、隠れてビールを飲んでいたので、アルコールは初めてではないが、これはまずい。

「あ、いや、ジュースを」と智之は言ったが、慶子は聞こえなかったのか、聞かなかったのか、「夏休みだし、いいわね」とそのままワインを開けると、智之の前に置いたグラスにそれを並々と注いでしまった。

そして、「カンパイ」と無理やり飲まされたが、風呂上がりの火照った体には冷えたワインは美味しい。もう一口、もう一口と飲んでいるうちに、顔から首筋まで真っ赤に染まってしまったが、「ふふふ、いい色」と微笑む慶子も肌が桜色に染まり、素足に白いノースリーブのワンピースだけに、よく映える。

「あっ、そうなの」
「知らなかったの?」
「初耳よ」

話題は昼間にケーキでお茶する時と同じ、たわいもないことばかり。笑いが絶えなかった。だが、昼と違って、飲むのはワインだから、酔えば、必ず愚痴が出る。それも日頃から募る夫への愚痴。

最初は「飲みにばかり行って」と、これくらいだったが、次第に、「儲かりもしないで、何が『旦那様』よ」、「『飯を作れ』だって、偉そうに」とエスカレートし、聞かされる智之も辛くなってきた。そして、「ああ、頭にきちゃう!」とたちまちボトルを飲み干してしまった。

これ以上飲ませたら、大変……智之は慶子が冷蔵庫から新たに取り出したボトルを「もうダメです」と取り上げたが、酔っているから、「何するのよ、返しなさい!」と聞き分けがない。

「もうダメ。ふらふらじゃないですか」と言っても、「イジワル!返して」と絡んでくる。そんな風に、最初は「(ボトルを)返せ」、「ダメ」とじゃれあいだったが、足元が覚束ない慶子が体をぶつけ、揉み合っているうちに、手が慶子の胸に触れてしまった。

「あ、ご、ごめんなさい……」
智之は慌てて手を引っ込めようとしたが、慶子はその手を胸に押し当て、「どうして逃げるのよ」と迫ってきた。

目が虚ろで、明らかにおかしい。

「あ、いや、そ、そんなことはないけど……」と後退りしたが、座布団に引っ掛かり、ふぅーと息を吹き掛け、体を寄せてくる慶子に、押し倒される形で、智之は仰向けに倒れてしまった。

表通りを車が走り抜け、ガタピシ揺れるが、今の智之にはそれどころではない。

慶子が「好きなの」とパジャマのボタンに指を掛けてきた。「い、いけないよ」と智之は言うが、それを止めようとはしない。

ボタンを外され、シャツも脱がされた智之はされるがまま。上体を起こした慶子にパジャマのズボンと一緒にパンツも引き下ろされ、露になった股間には勃起したペニスがそそり立っている。

「お、おばさん……」
智之の声は震えていた。一方、慶子は最初からこういうつもりだったのか、酔って理性を失っているのか分からないが、躊躇うこと無くワンピースの裾を摘まむと、後は一気にパンティまで脱いで、彼女も智之と同じ一糸纏わぬ裸になった。乳房は少し崩れ、下腹部には肉がつき、股間の陰毛は黒々。まさに大人の女の体。

セックスは夢の中の話と思っていたが、それが現実のものになろうとしている。

扇風機が静かに回る中、慶子は再び体を横たえ、身を寄せてきたが、二人とも裸だから全く感じが違う。しっとりして温かく、そして柔らかい。興奮は否が応でも高まり、ペニスはもうこれ以上ないくらいに硬く大きくなっていた。そんな智之に、慶子は頬を寄せ、手はそのペニスに伸びる。

その瞬間、「あっ……」と思わず声が出た智之。味わったことのない悦びが全身を貫く。もう抑えられない。

「わあー」と言葉にならない声を出し、慶子に抱きつき、体を弄る。やり方なんか知らないから、乳房は鷲掴み。「痛いっ」と言われれば、力を緩める。それを繰り返した後、慶子は智之の手を掴み、手を取って、自分の股間に押し当てた。

しっとりしている。智之はカアーと後頭部が熱くなったが、さらに刺激するように、慶子は自分の指を添えて、彼の指を割れ目にあて、「ここ、ここよ」と擦ると、「いい、それいい……あ、あ、あああ、いい、いい……」と呻き、自然と下の口が開き、指は窪みに沈んだが、そこは、しっとりどころではない。ヌルヌルして底なし沼のよう。

雑誌などで「濡れる」ということは知っていたが、まさか、こういうこととは……智之はひたすら指を動かした。どうすればいいかなんて知らない。ただ中を掻き回しただけだが、愛液がどんどん溢れ出てきて、指を動かすたびにピチャピチャと音を立てて飛び散っている。

慶子は智之の首にしがみつき、「あっあっあっあっあっあっあっあっあっ……あっ、いい……」と頭がおかしくなるくらい大きな声で喘いでいる。

智之はどうにかなりそうだったが、「逝っちゃ、逝っちゃうから、や、止めて……」と慶子に手首を掴まれ、彼女はすぐさま智之の上に跨った。そして少し腰を浮かせると、ペニスを掴んで位置を確かめると、ゆっくり腰を下ろしていった。

智之からは赤く口を開けた膣に亀頭が飲み込まれていくのがはっきりと見える。それも根元まで……

その瞬間、慶子は「あん」と小さな声が出てしまった。久し振りの挿入、それ以上に、夫とは違う、硬くて太い智之のペニス。それが膣道を押し広げ、子宮の近くまで深く鋭く突き刺さっている。
慶子は智之に跨ったまま動かなかったが、童貞の智之が許してくれない。

股間の奥の方から精液の塊が動き出し、「ああ、ああ、お、おばさん」と慶子の腕を掴んだ智之は体を突っ張らせたが、そんなことで止まりはしない。

「あ、いや、まだダメよ、ダメだったら……」と慶子は慌てて腰を振るが、感じる間もなく、智之は「で、出る……あっ!あっ!あっ!」と腰を突き上げ、射精してしまった。

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