40代に突入したて、交際経験はあれどセックスまで行ったことは無く、純粋なお付き合いばかりを重ねてきた私。
つまりこの年齢になっても処女を貫いてきた私は、焦りを感じて来ていました。
この歳になって若い頃のような肌ツヤが無くなり、女性的な魅力が徐々に失われて本当に生涯未経験のまま人生を終えるのではないか。
大学生の頃はいつの間にか誰かとセックスしているだろう、とすら思って自分磨きをサボっていたことを悔やんでいく毎日。
周りにも子持ちだったり若い頃遊び歩いていたという経験のある友人ばかりで、処女なのは恐らく私だけ。
表立って誰かに私は処女ですと言う機会もないものの、体裁や自分の尊厳的に処女を喪いたいと思うようになっていました。
しかし、そんな折に性的興味も相まって最後に縋るように始めたマッチングアプリ、これが私の人生を変えるきっかけに。
こんなおばさんに寄って集ってくれる人なんていないだろうと思って覚悟していましたが、始めるなりたくさんのいいねが殺到。
しっかり年齢を見たのかと疑いたくなる心地でしたが、話していくうちに本当にこの年齢でいいんだと思わされました。
そこで知り合い初めて対面で会ったのは私と同い年ぐらいの男性。
若い子からもアプローチされていましたが、若い子に抱かれる勇気などその時の私にはありませんでした。
夕方集合でしたが緊張を解すためにカフェに寄り、あっという間に夜を迎えて初めてのラブホへ。
初めてだと伝えると嬉しそうにされて、大切に大切に抱いてくれました。
嬉しそうにしてもらえたことで今まで抱えていた処女への劣等感が、どこかへ晴れたような気がしました。
初めてでも感じられる人と感じられない人がいると聞いていた私は怖々していましたが、度重なるオナニーで感度の上がっていた私の体はしっかり快楽を拾ってくれました。
その時の経験が忘れられずその方には2回目も会う約束をし、今度は激しく抱いてもらいました。
長年欲望を溜め込んでいた私の体は、この1回で大いに解放し、所謂セフレを何人か作り、定期的に会う日々を繰り返しています。
最初は烏滸がましいと思っていた若い子とのセックスも、おばさんだということを弁えながら積極的にするようになりました。
本気の恋はもう出来ないかもしれないし、拗らせすぎた感覚もありますが、もう元には戻れないのも事実。
物事を始めるのに遅すぎるも早すぎるもないといい方向に考え、遅咲きの自分磨きを頑張ろうかなと思っています。
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